そうそう、忘れちゃいけないのが、須藤満さんが飛び入りで、ウッドベースを弾かれたこと。宝島とフォーゴトゥン・サガで、ベースの佐藤さんがサックスを吹かれたので、そこだけ須藤さんが入るという形でしたが。最初はちょっと真面目な顔で弾いていらっしゃいましたが、すぐに余裕の表情になってらして、おお〜さすが！！ と見とれてしまいました。
須藤さんは、大学１・２年ではジャズ研でエレキベースを弾いていて、３年になってウッドベースをはじめて、半年たったときにスクエアに入ることになり、ウッドベースを真剣に練習していたのはその時期がメインだったそうです。いや〜貴重な一場面でした。
新曲が多くて大変そうではありましたが、ようやくついに実現した和泉さんのピアノトリオは、とても心がなごみ、音がすっと気持ちに入ってきて、しっとり、くつろいで聴けて、ときにはちょっと熱く盛り上がる…、私にとってはひとつの理想みたいな方向になっていました。
ということで、ピアノの残響や、シンバルの上をスティックが跳ねるイメージが、まだほんわりと残っているのでした。
