音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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オールスターの豪華アルバム(2)

アルバム1曲目の「2ステップ ジャム」を聴いた瞬間、「なにこれ!! カッコいい〜!!!!!! 」と手足をバタバタしちゃいました!!!!!! ツアーをライヴ録音して、その中でよかったテイクを使うという贅沢なつくり。ライヴ録音というと、スタジオよりもアラが目立ってしまう危険もあるわけですが、このアルバムには、その日そのときその瞬間でしかできなかった音楽を記録したという良さが前面に出ています。

しかしそういう背景はどうでもいいくらい、とにかく釘付けになってしまうサウンドなんです。このカッコよさは説明不能!!(涙) 踊れるグルーヴの上で、アヴァンギャルドな即興が繰り広げられるという説明もできなくなはないんですけどね。だけど全然新しいタイプの音楽だから、そんな説明では、とてもとても10%も伝わらないだろうなあ。・・・KANKAWAさんのサイトでダウンロードして試聴できるので、それをしてもらうのが一番いいですね。ううう・・・無理やり説明するのが音楽ライターなのに・・・ドライヴバンドにはしばらくノックアウトされた!! という感じです。

しかし、雑誌でこのアルバムで則竹さんがあまりに激しいドラミングなんで驚いた、みたいな文章を読んだんですが、私には「あ、普通の人はそう思うのかなあ」と新発見でした。則竹さんのライヴに通いまくっている私はドラムソロというのはそれなりに聴いてきているわけで、「どうして腕が折れないのかしら」「どうしてドラムが壊れないのかしら」とハラハラすることも多かったのです。しかし最近は「ドラマーとドラムってタフじゃないとつとまらないのね」と慣れてしまっているくらいで(爆) 

ただ、それはライヴハウスみたいな場所でのドラムソロの話だから、アルバムとかT-スクェアのツアーみたいな場面でしか則竹さんの演奏を知らない人にとっては、「コンフュージョン」はけっこう「こんなプレイするんだ!」って驚きのアルバムになっているのかもしれない。そういう意味でも、ライヴでしか見せない、スタジオではなかなか出てこない底力の迫力を切り取れたアルバムになったのかな、と思いました。
発売日は23日だったかな? もうすぐですね。