今月も音楽雑誌が発売される時期になりました。
<アドリブ>
ディメンションの新作のディスクレビュー、VALISのライヴ・リポート
<教育音楽>
東京文化会館で行われた手作り楽器ワークショップの取材リポート
・・・が載っております。「ショパン」は今月はお休みしています。
書店で見かけたら、是非めくってやってくださいね〜。よろしくです。
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さて、今日はジャズ・ヴォーカリストの小林桂くんのライヴ原稿を書いていました。
例によって、朝から彼のアルバムを流しっぱなしなんですが、いや〜私、はまっちゃいましたわ、桂くんに。
歌いっぷりが、なんとも自然で、すごくスーーッと耳に入ってくるんですよ。ジャズってこんなに軽やかだったかしら!? っていうくらい。
この心地よい「軽さ」は、ボサノヴァの女王・小野リサさんに通じるものを感じてしまうくらいです。
いま、若い女性のファンがすごく多いそうなのですが、わかるな〜その気持ち。
若くてイケてる男の子が歌っているからというのは目を引く材料のひとつなんだけど、ほんとに、歌が良いのですよ〜。
しかし、小林桂に限らず、最近4ビートのジャズが平気になってきちゃったんですよねえ。
実は、企画モノのジャズアルバムに入っていたソニー・ロリンズ「サキソフォン・コロッサス」の1曲目「セントートーマス」って有名な曲を聴いたんですが・・・
これ、大学生の頃に聴いたとき、「ふ〜ん」って感じで、特に何も感じなかったんですよ。
ところが今は、イントロのとってもシンプルなドラムが、なんだか、た、たまらないわぁーーーーーーー!!!!!って感じで、みょーにお気に入りになったりして。
「このドラマーはだれっ!? マックス・ローチさんかあ。うむ、渋いわ〜(はあと)」みたいな(笑)。
考えて見ればこの10年、いろんな音楽を聴いてきたわけで、感じ方も変わって当然ではあるんですが・・・・もしかして、老けた(大人になった?)のかしら。