音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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カシオペア&クール・クラシックス(塩谷哲)

・・・に行ってきました。
カシオペア渋谷公会堂ですが・・・

カシオペアの新譜は、いつになくスリル・スピード・テクニックのオンパレードで、いい年してこれでもか! って鼻息の荒いアルバムだったんですね。それをそのままライヴでやってくれて、すごく大変そうでしたがなんとか演奏も決まって、すごく聴いててスッキリしました。あの4人が超絶技巧アンサンブルを決めてくれるのって、ものすごいスカッとするのよね〜。しかもそれが今回、新譜の曲でもスカッとできたのが非常に良かったと思いました。
神保さんの提供した「RUN」って曲が私は気に入りました。なぜかスマップの「シェイク」を思い出しちゃうんですね、この曲。

ただ、お客さんは夏バテのせいか、ずっと座りっぱなし。みんなキメにあわせて小さく頭を振ったり、手でリズムをとったりして、そうとう聴き入っていたんだけどな・・・やっぱりファン年令の高まりってことでしょうがないんでしょうか。それでも鳴瀬さんのベースソロになって、お約束の客席乱入に至っては、お客さんは総立ちでした。

それで「朝焼け」を聴きながら、なんかすっごく元気が湧いてきたんです。ジャズライフもなくなちゃったし、私も周囲のお客さんと同様に、確実に年を取っているし、人生楽しいことばっかりじゃないけど、それでもこうやってカシオペアのメンバーが「朝焼け」を演奏してくれて、それをこうやってライヴで聴けて、やっぱりいい曲だなあと素直に思えて。それこそ私も「朝焼け」なんて死ぬほどライヴで聴いている曲なんだけど、だからこそ、なぜか聴きながらウルウルしてしまって、すっごく「頑張ろう」という気持ちになったのでした。

こういうのって、長い間ひとつのバンドの音楽を好きでいるからこそ起こる気持ちだと思うのです。もちろん、無理やりひとつのバンドを続けてもらいたいとは思わないけど、結果としてこうなっていることに、思わず感謝したくなりました。

ううう、クール・クラシックスについては、またのちほど書きます。
どうも夏バテ気味で・・・。