〆切に向けて、ますますしんどさがつのっております。で、気をとりなおすためにお気に入りのCD、T-スクェアの「NEW−S」を出してきました。
ヘッドホンをつけてじっくり聴きましたが、・・・やっぱ良いわ。1991年。いまはソロで活躍中のサックス奏者、本田雅人の音が、ブイブイ耳にしみ込んできます。聴いていると、なんだかごちそうを食べてるみたいな感じ。ある曲で本田さんの音色って鋭いと思ったら、別の曲では「太い」音色だったり、やわらかい印象の曲もあり・・・。やっぱ、スーパープレイヤーなんですね、彼って。
先週の土曜日、このCDとはメンバーが変わったT-スクェアのライヴにいきました。演奏は非常に充実していて良かったです。新しいアルバムからの曲もじっくり堪能できたし、ひさびさに聴いたある曲、安藤さんのギターがぎゅいんぎゅいんとディストーションかかってたりして。もう、ほとんど反射的に、体が勝手に(笑)盛り上がってしまいました。
しかしねぇ。「NEW−S」の頃のコンサートにいったときのことを思い出したら、なんだか複雑なんですよね。
当時はその年に出したアルバムを聴いて、会場がウワーって盛り上がっていたわけです。
今回のコンサートで、私も含めて観客が盛り上がって喜んだ曲の多くは、現メンバーになる前の曲でした。
確かにその路線をやってくれたら私はうれしいし、コンサートは楽しかった。ミュージシャン側は、きっと、考えに考え抜いたうえで選曲していることでしょう。
ライヴがあった日は「楽しかった〜」という気持ちでいっぱいでしたが、今になってちょっと複雑な心境になっています。