さらに、1日寝かせておくと、もっと良いです。その間に、その原稿のことは思いっきり頭からリセットして、なるべくいろんな本を読んだりテレビを見たりして、自分以外の人の思考回路に浸るようにします。そうやって固まっていた頭をいったんオープンにしてから、もう一度前日に書いた原稿を読むと・・・、あら不思議、意味不明なところが見つかるんです。きのうは「超OK!!」だと思っていたのにね。
自分が書いたものをどれだけ他人の目で読めるかということ。他人に近い、つまり客観的な目をもつ人ほど、「文章力がある」ことにつながるんだと思います。
それでね。心が大人になるというのも、いろんなことの判断を、いかに他人に近く、客観的な目でできるのかということではないでしょうか。それには、自分以外の世界に浸ることも必要だと思うのです。話をするのでも、一緒に仕事するのでも、本やテレビを見るのでもいい。
他の人は、どういう思考回路をしているのか、たくさん触れること。・・・そして「こんな人もいるんだ」「こんな考え方の人もいるんだ」って理解していくのが、心を成長させていくひとつの方法じゃないかと思います