音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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スイートベイジル139へ(3)

席が増崎さんに近かったせいもあるけど、この人のギター、
余計なものをそぎ落としたものすごいエネルギーが秘められていて、
もーーーなんか、めちゃくちゃイイわ〜〜! もっと弾いて〜っっっっ!!!
 と思いながら演奏を聴いてました。
いままでは金髪のお兄ちゃんであるサックスの勝田さんに、どうしても耳も目もいってたんですが(笑)。
増崎さんって、ギターをとりあげたら気むずかしそうな人だなあ・・・って思っちゃうかもしれない。
実際一度ちょっとだけお話したとき、正直言ってちょっとビビってしまったことがあります。
でも楽器を持って音楽にして見せてくれる心の内側は、こんなにも熱さを秘め、研ぎ澄まされ、歌にあふれているんですよね・・・。
外見とか話している姿からは、想像もできないくらい。
演奏を聴いていると、その人の内側が次々にあふれ出てくる。
それがミュージシャンなのかもしれない。
音楽って、音楽をしなかったら決してわからないその人の内面を形にする行為だなあとつくづく思いました。
 
 ちょっと、珍しい(?)光景も見ちゃいました。
私の前に座っていた女性・・・が、赤いランドセルを持っているんですよ。
最近、ランドセルを持つのがファッションとして流行ってるのかしら!? 知らなかった・・・と思ったんだけど(笑)、
ランドセルからはリコーダーが覗いている。
この人、本物の小学生? だって体格がめっちゃ良くて私より身長も横幅もあるし、
店員さんに「すみませ〜ん! お皿下げて下さい」なんてハキハキ言ってる。ぜんぜん子どもっぽくないんだもん・・・。
しかし、やっぱりよく見ると体格はいいけど、顔は確かに小学生なのです。
隣には彼女より倍ぐらい体格のいい女性がいました。たぶんお母さんでしょう。ふたりで来ていたみたいです。
ひさしぶりに間近で見た真っ赤なランドセルには一瞬びっくりしたけど、可愛かったな。