音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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友人の発表会@横浜港の見える丘公園「イギリス館」へ

 大学の同級生で、いまはシステムエンジニアの友人がいます。彼女がショパンのバラード1番を弾くというので聴きにいきました。
会場は横浜・港の見える丘公園にある古い洋館「イギリス館」。アンティークな趣のお部屋で、窓の白いレースのカーテン越しに緑の芝生が広がっている雰囲気はなかなかのものでした。

 友人の彼女は、卒業以来なかなか演奏する機会がなくて、何年かぶりのステージでした。しかもちょっとした難曲の「バラ1」。残業続きの中で必死に時間をやりくりして何ヶ月も練習してきたのを知っているだけに、無事に演奏が終わってこっちもホッとしました。

 こういうとき、終わってから出演者に声をかけて感想を述べるわけですが、なかなか感想って出てこなかったんですよね。というか、聴いて即座にそれの感想を述べるっていうのはすごく不安だし、むずかしい。で、とりあえず「よかったよ〜」「すごかったね〜」といった曖昧な感想でお茶を濁すことが多かったんですけど。しかし、最近はさすがに何か演奏を聴いて、その感想=自分の意見を述べる場面がすごく増えていたので、なんとか出てくるようになったんですね〜。ああ、進歩進歩(笑)。

 この日の彼女の演奏は、テンポもかなり一定で、崩れることなくものすごくきっちりとした演奏でした。このむずかしい曲を崩れずに弾ききるというのだけでも大変なこと。でも私はドラマティックなのが好きなので「きっちり弾くのを狙ったのかもしれないけど、もうちょっと崩したほうが私は好きかな?」とコメントしたら、「最初は崩しまくって弾いていたんだけど、1ヶ月前にレッスンに行ったらもっときっちり弾くようにと言われて、自分なりに消化しきれていないままだったのかな〜」とのこと。う〜ん、難しいものですね。

 これだけ弾けるだけでもスゴイことなんだけど、さらに欲を言えば聴いていて「ハッ」とする瞬間が欲しかった。だけど、それを狙うというのは技術的な問題を考えると、曲の難易度を大幅に落とさないとむずかしいのかもしれない・・・。でも、やっぱり憧れの曲にチャレンジしたいのが人情だろうし・・・。

 おっと人のことばかり言ってられない。私、今月は4年ぶりにピアノのレッスンに行くことになってるんです。しかも先生はペテルブルグ音楽院のスゴイ先生。弾く曲はショパン幻想即興曲。あーーーーーーーーやばやばやば。練習しよっと。

 そうそう。帰りに中華街に寄って食べた「フカヒレまん」と「ごま団子」はおいしかったです。うふふ。

BGM:Fourplay 「Best of forplay」