仕事柄、読み手の心理は常に考えています。そのせいか、グループでのおしゃべりの際には、それぞれの気持ちを想像しながら、話題をどう持っていくか心がけています。
「ピアノ教本の見比べ」
ピアノ教本の見比べ について、セミナーでお話しします。
楽器店の棚にはたくさんのピアノ教本があり、どれを選んだらよいか迷ってしまうことはありませんか?
教本セミナーでは、現在日本で使われている主要な教本をご紹介します。教本はそれぞれ指導法の宝庫。生徒がつまずいたときに様々な教本を見比べると、対策が見つかることがよくあります。
今回は比較のポイントとして“ポジション移動”を取り上げ、教本によって異なる「進むペース」や「初出事項の順番」などについて考えます。
人気テキストにおけるポジション移動が登場する巻を比較します。
最初にマスターするポジション、その次に教えるのは何か、ポジション移動の順番、その際のリズムの進度、左手の動き。教本ごとのアプローチの違いを検討し、子どものタイプによってより良い指導法を見つけるための手掛かりとします。
■今回取り上げるテキスト
・バイエル・ピアノランド
・バスティン・アキピアノ教本
・アルフレッド・オルガンピアノの本
・バーナム・ぴあのどりーむ
・ピアノアドベンチャー・ピアノひけるよ!ジュニアなど
11月15日(水)カワイ広島
チラシ https://www.ongakunotomo.co.jp/open_class/pdf/00556.pdf
お申込み http://www.kawai.jp/event/detail/1070/
11月16日(木)島村楽器イオンモール りんくう泉南店
https://www.ongakunotomo.co.jp/open_class/pdf/00554.pdf
お申込み
http://sennan.shimablo.com/entry/2017/10/31/173042
●泉南は残席わずかとのことです。
動画はこちらです。
教本セミナーライブ配信‼︎
フェイスブックのライティング研究会では、時々ライブ配信セミナーをしていまして、昨日はその日でした。教本全体の歴史の中で、ペースメソッドと他の教本の関わりについて詳しくお話しました。
ライブ配信を終えてから、うちに来て聴いてくださっていた先生方とランチ会。きょうはご近所のアリオ橋本のカフェ行きました。
こうして聴いてくださる先生方がいるからセミナーのお仕事もできています。感謝!!
ちなみにセミナー前日は、時間か許す限りずっと勉強しています。
「ピアノ教本ガイドブック」は4年ぐらいかけてあれこれ書いた本でして、書いたのが何年か前になってしまっている箇所だと、突然しゃべろうと思っていても忘れていることがあります(汗)。そういうことがないようにセミナー前日は必死になんだっけと復習をしております。
先日、「どの楽譜がいつ出版されたとか数字も全部覚えていらして!!すごいですよね!!」と感激して話しかけてくださった先生がいて。
もう何十回もしゃべってるので流石に覚える数字はあるんですよ。
バイエルが1850年ぐらいと推定、ミクロコスモスが出たのが1939年オルガンピアノの本が1957年、うたとピアノの絵本は平成元年の1989年あたりはなんか覚えちゃいました。ほんとにダメ~と情けなくなることが多い昨今ですが、ちゃんと数字を覚えてしゃべっているんだと気づきました。
以下、参考文献の一部です。
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仕事をしていて楽しいとき
「仕事をしていて一番楽しいって思える作業はなんですか?」と先日、あるピアノの先生からご質問をいただきました。
何かを発見したときです。
アーティストをインタビューしていて自分で予想していたのよりも全然違う、まったく思いつかないお話が出てきたとき。
セミナー準備のためにピアノ教本をめくっていて分析をしていて、はっと面白い事実に気づいたとき。
ライブを聴いていて、なんだかワクワクしてきて、あとであれこれ考えていてその理由ががわかったとき。
セミナーでしゃべっていて、受けるかなぁと思ったネタが受けなくて、予想もしないネタが受けたとき。
で、いま、ペースメソッドのポジション移動分析をしていて面白いことに気が付きました(爆)!!!
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大人になってわかる良さ
中3の娘の国語の教科書に、魯迅の「故郷」が載っていたので読んでみました。
知事になった主人公が故郷に帰り、幼馴染のルントウに再会するお話です。
中学生のとき、超つまらん、わけわかんない、退屈、私はベルばらみたいな話がいいのに。と思った記憶があります。
今読むと、わかりすぎて、せつなくなりました。
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ソナタの2楽章が子どもの頃は嫌いでしたが、最近好きなんです。それと似てるかな。
藤井一興先生の新作とセミナー!!
藤井一興先生、いま一番好きでできる限り聴きに行っているピアニストのひとりです。
以前に単行本のお手伝いをした中井正子先生もそうですが、フランスのパリ国立高等音楽院の一番いい時代にすばらしい場所で勉強されてきた方で、いろいろ天才的。そのすごさの全貌は理解しきれていませんが、とにかく音色がすごいんです。聴いているだけで心があらわれるようで幸せ。っていうかピアノってあんな音がするんだった!?という衝撃。
藤井先生の音を間近に聴いたのは、昼間にカワイ表参道でやっているセミナー初めてでした。最高峰のシゲルカワイフルコンを備えた素敵なホールがあるのです。そこで藤井先生が、ピティナのコンクール課題曲を弾いてくださったのですが、とにかく絶品で、おそらくその場にいた多くの人が、コンクールとかもうどうでもよくなって曲に聴きいってしまいました。
その後も継続して表参道では藤井先生のセミナーがあり、なんとショパンのエチュードとバッハの平均律を演奏しながら解説してくださっています。先生の講義やおしゃべりがまた面白く興味深く、聴いたことのないような指や腕の使い方やペダリングなどの話やアナリーゼの話次々に出てきて、うわぁ~と毎回テンションあがりっぱなしです。
しかもお話がわかりやすい。パリのマダムみたいなエレガントさと気さくな感じが最高なんです!!
演奏もうなるほど素晴らしくて平均律のフーガとか、ため息もの。セミナーというかトークライブ的に楽しんでしまっています(笑)なにしろ至近距離なので最高です。
11月にまた表参道でセミナーがあるので楽しみにしています。
詳細はこちら http://www.piano.or.jp/seminar/list/s_info/2015161
先日は藤井先生の新しいCDもリリースされました。これは清らかで心があらわれるようなバッハのイタリア協奏曲にはじまり、超絶技巧のアルベニスを軽やかに、重量級のリストのソナタ、そして作曲家でもある藤井先生のキラキラした作品「玉虫の厨子を見る夕」はチェロとのデュオ。
個人的にはリストがいちばん聴きごたえありました。迫力や重量感を保ちつつ、重苦しさや息苦しさがなくて、自由で伸びやかな感じが共感できます。
なんとも贅沢でフルコースのような、リサイタル感覚で楽しめる作品です。